街を歩くと、坂道のところどころから湧き出す湯気が発見できます。「熱海七湯」といわれる源泉です。源泉を巡り、長い歴史と温泉情緒に触れるのもおすすめです。
熱海七湯の一つ、「小沢の湯」。
沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を「平左衛門の湯」と称していましたが、土地の人は小沢にあったので「小沢の湯」と称しました。「清左衛門の湯」と同様、人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。
この小沢の湯では、吹き出す蒸気で温泉卵を作って食べることができます。地元の人も旨いと太鼓判を押す、熱海のちょっとした名所です。

※2023年7/1リニューアル完了。蒸し釜が2つになり、ベンチも新設されました。