街を歩くと、坂道のところどころから湧き出す湯気が発見できます。「熱海七湯」といわれる源泉です。源泉を巡り、長い歴史と温泉情緒に触れるのもおすすめです。
熱海七湯の一つ、「河原湯」。
この辺りは石のごろごろとした河原で、温泉が絶えず豊富に湧き出ました。当時、湯治客には「大湯」の源泉が主に使われ、他の源泉も限られた家のみが使用できるお湯だったため、 村人が自由に入浴できるのはこの湯だけでした。 1666年(寛文6年)に小田原城主稲葉美濃守が、村民のために浴室を設けてその屋根を瓦葺としたため、「瓦湯」と称したともいわれています。